寒河江幹です。
2016秋の旅、兵庫・たつのへの旅です。
松江海岸の岩場にいます。
昨日行った淡路島が見えます。
岩場に座りお手紙を読もうとしますがまず一言。
「長そうです。こんなにあります。チャンネルはそのままに」
ついでにご覧ください⇒林家ぺーの余談ですけど
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【新田山】たつの市
新田山は、旧新宮町の西にある低い小さな山です。
小学校4・5年生の頃です。
春休みになると宿題もないので近所のお兄ちゃんとその山で一日中遊ぶのが習慣になっていました。
山の頂上には少し広い平地があり、春の一日には花祭りと称して地区の運動会らしきものが催され手作りの弁当をもって家族で参加したものです。
山頂からは町の家並みがしっかり見え自分たちの家を指すことができました。
あしたから新学期が始まるというその日、兄ちゃんが播州弁で「
お〜い、もういぬぞ」
と叫びます。
その声でみんなと一緒に一目散で山をかけ下りて行きました。
山裾の橋のたもとに来ると父に買ってもらった赤いビニールのバックを忘れたことに気づきました。
あしたから学校なのでもう山に遊びに来れません。
折り返して一人で戻りました。
人影のないやまは不気味で、大きな岩、誰もいない薄暗くなった神社は私を焦りと情けなさでいっぱいにさせます。
木に掛けていたバッグは赤い夕陽に光っていましたが、その隣のイガイガとした木が二本こちらを見ているのです。
バッグを持って走って下っていくのですが誰かが追いかけてくるようで、後ろに引っ張られる思いがしました。
山の南側には墓地が散在していました。
帰り着くまでのドキドキ感は忘れることができません。
読み終えた正平さんは少し歩いて東屋に集まっているお年寄りのところに行きます。
将棋を指していました。
「王様ひとり旅になっている」
「王手」
逆転勝ちです。
西明石駅から竜野駅まで輪行。
新田山は駅から13qです。
駅からわずか走っただけでレンコン畑が広がっていました。
まだ刈り入れを前にした田が続きます。
「これは昔の街道っぽいな、播州」
「あれ、工事中、通行止め」
迂回すると狭い道に古い街並みが続きます。
「あれま」
板塀が続く屋敷に
「代官所みたいやな」
古いお屋敷のコーヒーショップ「朔(さく)」、たまごかけごはん「ゆるん堂」。
「たまごかけごはんや」
ここにで昼食にします。
シックな店内です。
「1年前にオープンしたばかりですけど」
たまごかけごはんを注文。
女将さんがやってきて
「須磨のりをサービス」
と言って立ち去りますが正平さんがお椀を開けるとなんと空でした。
「おねえさ〜ん」
空のお椀を見せると笑ってごまかしました。
卵をかけてしょうゆをたらして持ってきてくれた味噌汁をまず味わい、それからかきこむ。
「これがうまい」
再び出発すると趣のある家と石畳の道路、Bカメの前を
「どうもお待たせしました」
と頭を下げて通り過ぎます。
川沿いに来ました。
しばらく走っていると畑に目がとまりました。
「あいつ死んでんのか?」
またネコが寝ています。
正平さんに気づきましたが迷惑そうに睨み返します。
稲穂にイナゴがいました。
その脇を赤とんぼが飛んでいきます。
「いい川だ、なんかあの山でねえか?左の」
橋を渡りました。
墓地が散在しています。
「めっけ新田山」
チャリオを降りて歩いて登ります。
どうも八十八カ所の霊場にもなっているようです。
地図で82で左折を確認。
さっそく登ると
「87番ありました」
「83番」
「82番、何番で左折だったっけ?」
「80番」(スタッフが間違えました)
通り過ぎると
「60番になっちゃった」
仕方ないのでそのまま上ると「重ね岩」がありました。
「これに縄巻いてあったんだ」
つぎに「カラス岩」
一応烏に見えます。
神社は今は太子堂になっています。
イガイガの木を探しますが見当たりません。
さらに上に登り山頂に出ました。
確かに平らな広い敷地がありました。
正平さんは町が見下ろせる場所に移動し、岩に座って再びお手紙を読みます。
「来たよ〜、子供が遊ぶんだったらいい山だと思う」
町並み、カラス岩、太子堂、重ね岩、いろいろなところが映し出されます。
最後は遠くから新田山を映しました。
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