寒河江幹です。
2020年8月11日の蔵出しスペシャルで再びこちらが取り上げられました。
2016秋の旅、573日目鳥取・若桜町です。
「おはようございます。今日はよく見える。鳥取にいます。砂丘は川の出口のあっち、緑色をしています」
小高い丘の牧場にいるようです。(鳥取放牧場)
牧場のベンチに座ってお手紙を読みます。
ちょっとブレイク ⇒ 林家ぺー余談ですけど
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【若桜町の岩屋堂】若桜町
若桜町は鳥取県東部の中でも兵庫県に隣接する山間地で、冬場には多い時で2m近い積雪に覆われる場所です。
母の実家では材木を商っていましたが、浮き沈みが激しい商売でダメな時は一家が食うにも困るような幼少期を過ごしたことをずいぶん聞かされました。
母の兄弟たちは上京し東京で商売をはじめ、祖母はうどん屋をしたりして地元に残りました。
そんな祖母が自宅から歩いて毎日お参りしていたのが岩屋堂です。
糸白見というところから結構な距離があるのですが、故郷を離れた商売をしている息子や娘たちの幸福を願って90歳を過ぎてもお参りしていたのでした。
そのことを母や私が知ったのは、祖母がいよいよ一人暮らしをあきらめて東京の娘の近くに住むことを決めたころでした。
東京に移って間もなく祖母はなくなり、母も一昨年亡くなりました。
兄弟もつぎつぎ亡くなり若桜にあるお墓もとうとう今年「墓じまい」をして千葉県に住む叔父が祖父や祖母のお骨を引き取ることになりました。
岩屋堂はひっそりと山の中にあるお堂です。
ずっとずっと上り坂が続き、秋も深くなると山陰特有の低い雲に覆われることが多いところですが訪ねていただけたら幸いです。
日本交通バスで小縣から丹比までバスで輪行。
丹比駅を出発、さっそく左折。
「気持ちいいすねこれ」
まだ刈り入れがすんでない田んぼの道を通ります。
立派な家がつづいた先に、むしろの上で小豆を干しているお年寄りがいました。
「やっと秋の晴れた日、いいっすね」
田んぼにお墓があります。
「お山に突入」
すると地元のおばあさまと目が合いました。
「柿食わはる?、食べんさるならあげるで」
ビニール袋に8つぐらいの柿を持ってきてくれました。
「これは西条、ちょっと渋い」
「あれは?」
「あれは花御所(はなごしょ)こっちはほんじょう」
「柿も種類がいっぱいあるんやな?」
「ご飯食べるならここで獲れた米あるで?」
「いやいやそこまでは」
丹比の次の駅の若桜駅前の食堂で昼食。
かつ丼を注文。
「おいしいよ」
完食
「もう1杯食べていい?」
サインを書いてあげます。
「火野鉄平じゃないよ」
若桜町に入りました。
旧道に入ります。
さらに細い道に入りました。
山裾を縫って進みます。
橋を渡ります。川に出ました。
「夏は涼しそうなとこやな」
「右」
川からそれて又大きな道路に出ました。
「糸白見」バス停がありました。
そこからはゆるい上り坂です。
「でた、岩屋堂の標識」
「ありゃ、そこや」
再び川の橋の向こう側がお堂でした。
とうちゃこ。
歩いて橋を渡ります。
「なんか投げ入れ堂に似ているなぁ」
岩をほりぬいたところにお堂があります。
「立派やね、たいしたものや」
石の上に座って再びお手紙を読みます。
「いいお堂を見せてもらった。それほどきつい上り坂ではなかった」
なぜだかそういってジ〜としています。
「この頃時々自分を見失うことがある。自分探しに行こう」
やっと立ち上がり、背景の岩屋堂だけを残し画面から消えました。
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