火野正平とうちゃこ日記（468）2016秋の旅 山口 防府市 BS日本縦断こころ旅

寒河江幹です。

2016秋の旅、583日目　防府市への旅です。
「おはようございます。田布施というところのふるさと詩情公園にいます」
「天気が良くて風がなくてすごく心地よい」
高台から下に広がる家並みをバックにお手紙を読みます。

ちょっとブレイク　⇒　林家ぺー余談ですけど

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【桑山八幡宮の境内にある相撲の土俵】防府市

現在の私は57歳です。小学1年から高3までを防府市で過ごしました。
その頃の防府市は少年相撲が盛んで、あちこちで大会が開かれておりました。
その中でも桑山八幡宮の大会は賞金や賞品が当時としてはたくさん出て、子供たちの憧れでした。
引っ込み思案の私も6年生の時に初めて出場しました。
そうしたところあれよあれよと勝ち進み11連勝したところで、勝負審判の人が「小学生ではどうにもならん。中学生も行け！」と言われ、最後は中学2年生の二人を見事に投げ飛ばし、一度も負けることなく賞金・商品をたくさんもらって帰りました。
最後の相撲に勝ったときの審判が「よおし！強い」とみんなの前で大きな声で云ってくれましたが、その声は今でも耳に残っています。
このことがきっかけとなり、それまでとは人が変わったように積極的に行動することができるようになりました。
あれから45年、その後八幡宮に行くことはありませんが今でもあの土俵があるのでしょうか？

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読み終わった正平さんは公園をしばらく歩きます。
童謡が石碑にいっぱい書いてあります。
その中の一つ「つき」の石碑の前で
「それでは歌います」といって
「つき」をさかさまにして？歌い始めました。
「昔はこんなふうに歌ったものです」
地図を広げます。
「現在は田布施ココ、光も行ったな、徳山も行ったな、富海（とのみ）ありました」
田布施駅から富海駅まで輪行します。
窓に大きく「ココ」という字を掲げて通り過ぎていきます。

富海は無人駅でした。
駅前には多くの自転車が青空駐車しています。
駅前にはお店も何もありません。
出発。
踏切を渡って左折し、線路沿いに走ると鳥小屋が気になりました。
下りて近づくと鳥も近づいてきました。
飼い主に
「昔たまご割ったら2つあったのあったでしょ？」
「二ヶ玉ね。今でもたまにありますよ」
今日の正平さんは緑のパンツです。
おじさんに、ＢＳ「こころ旅」を紹介します。海沿いの道になりました。
珍しく「この道をいく」のＢＧＭがかかりました。
左には瀬戸内海が広がります。
静かです。
車がいません。
右折し広い道路に入るとギターとコンガのＢＧＭ。
ガード下をくぐり抜け休憩。
ミルクキッチン「燦々」
「ある？コーヒー」
とママさんに聞くと
「エ〜」
と驚かれました。
珈琲を落としている間に、奥の牧場を散策。
生まれたばかりの子牛がいました。
「ね、あれ気持ちいいんだろか？」
奥ではホルスタインの親牛が回っているブラシに背中を押し当てています。
「今から君らの牛乳を飲むんで」
店に戻り素敵なカップでコーヒーを飲みます。
帰り際ママさんが「握手」をし
「娘です、嫁です」
と正平さんに若い子を紹介します。

防府駅前を左折ししばらくすると郊外に出ました。
桑山中学校がありました。
その中学校をぐるっと回る形で進むと奥に桑山八幡宮がありました。
とうちゃこ。
鳥居の下にチャリオを置いて
「さて土俵があるかどうか？」
歩いて階段をのぼるとヨコに平地があってそこに土俵がありました。
土俵に上がります。
「やっぱりちっちゃいな」
土俵に座って再びお手紙を読みます。

「残っている、まだ（相撲大会）やってんやないかなぁ」
「その後相撲の世界に入ったわけやないんやな。うちのトレーナーさんは元お相撲さんです」
「龍」
とよんで二人とも土俵に上がりました。
「はっけよい、のこった」
正平さんは張り手をかましました。
どちらが勝ったかはお預けです。
なんというラストや。

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