
寒河江幹です。
2017年春の旅、643日目は加茂市です。
「濃い目でお願いします」
お店の中です。
「おはようございます。コーヒー飲んでまんねん。モーニングコーヒー。何でここかと言うと…」
コーヒーを一口すすってからお手紙を読みます。
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【冬鳥越スキー場】加茂市
雪国でもスキー場でスキーができる子は裕福な家庭の子供位しかいなかった50年前の思い出です。
親にねだって単板のスキーを買ってもらい、冬鳥越のスキー場に連れて行ってもらいました。
五泉駅から今は廃線となった蒲原鉄道の電車に乗りました。
駅前のスキー場は、大勢のスキーヤーで賑わっていました。
私のスキーは長靴で履くスキーでしたが、周りは皆スキー靴をスキーに固定する本格的なスキーです。
恥かしい気持ちでしたがせっかく母が連れてきてくれたのだからと一生懸命滑りました。
慣れたところでリフトに乗って山の上から滑ることにしました。
はじめてのリフトでお尻を下ろしたまではよかったのですが、スキーが雪の上を離れた瞬間お尻が滑ってリフトからぶら下がった状態になってしまいました。
リフトは緊急停止、全スキーヤーの注目を集めた後大人2人から降ろしてもらいました。
母は気づかなかったと思います。
帰りの電車で同い年の子が私を見つけて
「リフトから落ちた子だ」
と冷やかすまでは。
帰りの電車はずっと電車の板を見つめて帰りました。
私がスキーを楽しんでいる間、ずっと駅舎で待ってくれた母。
その時は感謝の言葉も笑顔も見せてやることもできませんでした。
今はリフトも亡くなってしまいましたが、その風景で母に
「ありがとう」
と伝えられたらとおもいます。
「なるほど、ここが五泉駅前ですわ」
カーテンを捲って外を見ます。
しばらく店主と歓談し店名「りんど」の前で記念撮影。
歩いてJR五泉駅に行きます。
「あー跨線橋のここに(旧蒲原鉄道の駅舎)あったんだ」
出発
しばらくは旧蒲原鉄道跡を通ります。
行き止まりを左折しレンコン畑・里芋畑を抜け田園地帯に入ります。
街中です。
五泉市の中心街だそうですが、ちょっとさびれた感じの街です。
交差点で止まっていると対面からおばさんが
「どこへ行くの?」
「スキー場」
「きっとバラ園とかあります」
握手してあげます。
雁木が続く商店街の道を右折ししばらく行くと喫茶店がありました。
「もしかしたらNHK?」
店内はランチ時で混んでいます。
座敷に移動、エビフライとハンバーグ。
「わっジューシー」
とてもおいしそうです。
「これ線路跡ですか?」
「そうですね」
「ヘェーあちこちで亡くなっちゃうな線路が」
ハァハァハァ スライドギターのBGM
少しずつ上っている道です。
「じわじわ来ますね」(スタッフ)
「徐々に効くな、ゆったりした上りは」
花が咲いている柿の木の前で休憩。
「(柿は)こう言う咲き方すんの?」
田植えがすんだ田んぼに山がさかさに映る場所を一行は通り過ぎます。
軽快なピアノのBGM
ギアを変えて又緩い上り坂です。
「なんだたいしたことね〜や」
と強がってみたものの、頂上に着くと
「ア〜しんどかった」
今度はゆるい下り坂、赤いペンション風の館の前に着くと「冬鳥越スキー場」の看板がありました。
とうちゃこ
奥に回ると古い電車の車両が展示されています。
電車の中に入ります。
青いサテンのシートが向かい合っています。
「つり革とつり革の間狭いな」
乳白色のランプ、板張りの床 レトロな車内です。
「帰り、この床ばかり見てたんやな」
さらに奥には電気機関車も展示されていました。
バラ園を通り過ぎゲレンデを登ります。
昔のリフトの鉄柱を横目に歩いて頂上に向かいます。
ハァハァハァ、不規則な階段です。
「リフトにぶら下がったってどんな恰好したんやろ?」
途中美味しそうに水を飲んで、頂上のベンチに座って再びお手紙を読みます。
「ここまで来たら気持ちいい、しんどかったけど」
「(いまでは)野球やっててのんびりしたもんだ」
眼下には緑の草原が広がっています。
鳥のさえずりが響きます。
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