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2024年07月27日

火野正平とうちゃこ日記(744)2018年春の旅 岐阜  山県市 BS日本縦断こころ旅


山県市.jpg

寒河江幹です。

2018年春の旅、最終週の759日目は山県市です。
黒のキャップとエンジのプルオーバーで長良川公園にいます。
「おはようございます。長良川のほとりにいます。先日の大雨であんなところまで流木があって、ボランティアの方がはたらいています」
いたるところに大雨の爪痕が見て取れます。
何やらA4サイズの大きな封筒を渡されました。

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【縣(あがた)神社の椋(むく)の巨木】山県市

僕の思い出の場所は岐阜県山県市(やまがたし)平井、県(あがた)神社の椋の巨木です。
 あれは大学受験生の頃、僕は志望校合格の為、勉強に明け暮れる毎日でした。
(自分のこと以外考えられず、周りもあまり見えていなかったかもしれません)
某国立大の推薦入試当日、近くまで送ってくれた母が別れ際に
「これ!休憩時間に暇だったら見てね」
とファイルをくれました。
 「なんじゃ?これ?」
と思いながら、着いた時間も早かったので待機室で開いてみました。
 そこには父と母が僕には内緒で、県内に5か所ある椋の巨木を訪れ、願かけをしてきてくれた記録がありました。
 僕の名前「椋介(りょうすけ)」には椋の字が入っていて『心のでっかいまっすぐな人間に育つように』との願いが込められているそうなのですが、父と母は頑張っている僕に何か自分たちも力を与えることが出来ないだろうかと考え、思いたってくれたのだと知りました。
 そのまま試験前に読み続けると涙してしまいそうだったので、試験後ゆっくりと噛みしめて読みました。
迎えに来た母には
「あれはいかん!涙腺崩壊しそうになったやろ〜。いつの間に出かけとったの?」
と聞いたのですが、ニコニコしながら
「内緒にしとったで大変やったわぁ〜(笑)お父さんが連れてってくれたから、お父さんにありがとうって言ってやってね」
とのことでした。
僕は仕事から帰った父に
「お父さん、ありがとう」
と言ったのですが、その途端不覚にも涙が出てきて止まらなくなり 泣き出してしまいました。
父は
「母さん、やり過ぎたみたいやぞ〜椋介泣かしてまったやないか〜」
とまいったな〜顔をしていました。
 人生はそう上手くはいかず、僕は志望する大学には合格できませんでしたが、母の
「人には与えられた道があり、そこに意味があるんだと思うから椋介の前に与えられた道を夢に向かって進んで行こうよ」
との言葉で、今は県内の医療系大学で看護師の夢を実現する為、頑張っています。
 そして大学2年の時に、地元県神社の椋の巨木に会いに行って来ました。
大きなその木からはちっぽけな僕に何かを語りかけてくる様なパワーを感じました。
きっと父と母の思いもそこに乗っかっていたのかも知れませんね。
そんな県神社の椋の巨木を正平さんにも見てもらえたらという気持ちになりました。
今回の旅では岐阜がラストということで、最後にパワーをもらって来てほしいと思い、文章の下手な僕ですが書いてみました。
どうかよろしくお願いします。




読み終えた正平さん、
「これお父さんとお母さんはデートですね。椋にかこつけて」
地図を広げます。
長良川の河川敷にいます。
「伊自良湖の近くです」
出発。
田んぼの中の一本道を進みます。
「おお、グリーングリーン」
一面緑です。
「飯にしましょう。右に曲がります」
しかし相変わらず田んぼの中の一本道です。
突当り大きな道路に出るとカフェがありました。
「涼しいなぁ」
「バナナジュースとハムエッグトースト」
注文を取りに来た若いウェイトレスさんは、スタッフ分もすべて覚えます。
「ハヤシライスと生姜焼き定食、エビピラフ、シーチキンピラフ、そしてハムエッグトーストとバナナジュース」
「すごいなぁ、完璧や。あと十個ぐらい行けると違う?」
正平さん、少食でハムエッグトースト4つ来ましたが1つで十分そうです。
「お願いしま〜す。ランチワンです」
と元気のよい声が響きます。
「どうもありがとうございます」
と大きな声でお見送りされます。
「ただいま〜と帰ってきたら、やかましいわこらと言われそう」
再び出発。
「魚を見るんだったら次を左です」
ハリヨ公園です。
水が湧いているようです。
「背中にトゲがあってね、横から見ないわかんないの」
「これもしかしたらそうかも知れない。珍しいです、貴重です」
すると視界にサッカーボールのような家が飛び込んできました。
「あんなお家誰が考えたの?サッカー選手?」

「左行きまーす。きくちでーす」
「くぐりまーす。日影があったら休みましょう」
ガードレールをくぐって右折すると
「どこにも日陰はありません」
とみんなで合唱です。
再び田んぼ道を一行は走ります。
ある水路で作業している人を見かけました。
(本当はお姉さんがいたからだと思います)
「それは何ですか?カメムシ?」
バケツにカメムシがたくさんいます。
「どれだけ多くいるか数えて防除を考えます」
「おじゃましてすみません」
ただ日陰を探す69歳。
やっと日陰です。
お水を飲みます。
汗が吹き出します。
伊自良川沿いを走ります。
「いい川や」
緩い大きなカーブを曲がると山県市に入りました。
「正平さんや」
ガソリンスタンドで声がします。
正平さんはさらに進みその先の神社のようなところで休んでいると軽トラがやってきました。
おばあさんが下りてきて、
「ジュースもってきたから飲んで」
パチンと正平さんを叩きます。
「縣神社近い?」
「まだまだ」
瓶のコカ・コーラの差し入れです。
「まだ結構あるよ坂が」
「いらんこと言わんでいい。息子によろしくな」
伊自良湖があります。
空は雲で覆われています。
縣神社、とうちゃこ。

鳥居の前で再び水を飲み、さあ歩いていきます。
参道は高い杉の木が並び日陰になって涼しそうです。
椋ありました。
この神社を移設したときに植えたそうで樹齢何年でしょう?
巨木の根っこはすでに空洞になっていました。
するとニホントカゲがいました。
青光りする長いシッポ。
「苔がすごいな」
上の方まで苔が幹を覆っています。
「これが岐阜県に5つあるうちの1本」
近くにあった水道を捻りキャップを外してツルツル頭に水をかけます。
「あ〜気持ちいい」
巨木の下のコンクリートに座ってお手紙を読みます。

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posted by 寒河江幹 at 00:00| Comment(0) | こころ旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする