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2024年08月03日

火野正平とうちゃこ日記(751)2018年秋の旅 北海道 えりも町 BS日本縦断こころ旅


えりも町.jpg

寒河江幹です。

2018年秋の旅、761日目の旅は北海道えりも町です。
波の音がします。
白い長く大きな流木に正平さんが座っています。
正平さんこちらに歩いてきました。
「おはようございますです。久しぶりやんケ」
くるぶしまで長いガウンのような上着、袴のようなすそがすごく広がったズボン、そして真っ赤なシューズ。
「百人浜にいます。あれがえりも岬。太平洋に突き出ています。来たくてもなかなか位置的に来れなかったところ」
正平さん再び流木に座ってお手紙を読みます。

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【東洋の海辺】えりも町

私のこころの風景は、北海道幌泉郡えりも町東洋の海辺です。
 学生の頃、何の目的もなくだらだらと毎日を過ごしていた私は、20歳の夏に北海道援農事業のアルバイト学生募集の張り紙を目にしました。1か月間農家に住み込んで、農作業や漁業のお手伝いをするというアルバイトでした。
何よりも魅力だったのは、北海道までの往復の交通費が支給されるという点でした。
 安易な気持ちで応募した私は、派遣先である北海道幌泉郡えりも町まで大阪発の夜行列車で2日間かけて行きました。
着いた先は、荒涼とした海が広がる寂しい漁村でした。
そこでの仕事は、朝4時に起き住み込み先の親父さんと二人で小さな舟に乗って水深5メートルほどの海底に生えている昆布をとり、陸に上げて天日で干すという作業でした。
午後に干上がった昆布を回収するまでの時間は牧場に行って馬房を掃除したり草原で馬のえさの干し草をまく仕事をしました。
夕方までとことん働き、寝床に就くのは夜の8時頃でした。
海辺にある昆布小屋の二階で、波の音を聞きながら疲れ切って眠りにつく毎日でした。
 住み込み先の家庭は親父さんと奥さん、息子さん、そして私より2歳上の娘さんがいました。
親父さんは厳格な人で、私は毎日怒られながら昆布をとっていましたが、仕事の合間にかけてくれる何気ない言葉に優しさを感じました。
人生の目標もなく日々を過ごしていた私に、働くこと生きることの厳しさと喜びを教えてくれた親父さんのことは、今でも忘れられません。
 辛くもあり楽しくもあった1か月の漁村での生活から、また平穏な学生生活に戻った私でしたが、その翌年から毎年夏になるとお世話になった親父さんから段ボール箱いっぱいに詰め込まれた昆布が届き、それは20年以上も続きました。
私が40歳を過ぎた頃、家族を連れて懐かしいえりも町東洋の海辺を訪ねてみましたが、船を漕ぎ出した岩場の手前には堤防ができ、昆布小屋もな くなり、お世話になった親父さんは病気で入院しているとのことでした。
それから数年後、昆布の送り主は親父さんから奥さんの名前に変わり、40年以上経った今は娘さんの名前になっています。
 正平さん、暑かったあの夏のえりも町東洋の海辺をぜひ訪ねてみてください。




「ええ手紙やな」
読み終えた正平さんボソッとつぶやきます。
「20年以上は昆布困らんかったんか」
「そういうことだろうね」(監督)
写真がありました。
昆布小屋があった場所・舟をこぎだした岩場・昆布小屋から見える風景の三枚。
それらを訪ねるようです。
地図を広げます。
百人浜はありました。
東洋の海はこの辺ですと監督が指さします。
正平さん歩きだします。
「ハァー広いですね」
昆布を干す場所らしきところらしいのですが今日は昆布はありません。
チャリオに声をかけます。
「チャリオまた行くぞ。新しいギアをつけてくれたんか?」
一回り大きなギアになっているようです。
「こんなギアよりここに電気つけてくれた方が」
なにやら言ってから出発。
「昆布の匂いがする」
一行は海を背景に緩い坂を登っています。
えりも岬に寄ります。
「何年か前来たんだけど思い出せない」
地図を見ます。
東洋の海は書いてありません。
駐車場を歩きます。
「アザラシがいるらしいよ」
えりも岬を臨みます。
「遠」
仕方なく向かいます。
「襟裳岬」のBGMがかかります。
突端に着きました。
正平さん望遠鏡を覗きこみます。
「アザラシの斑点はポコポコ岩に当たってできたアザラシ(痣らしい)」
えらく受けます。
潮が満ちているのでアザラシはいないとのこと。
階段を上って灯台下から映しているカメラクルー、アザラシがいるというので正平さんカメラを覗きこみます。
「わからん」
駐車場に戻ってお食事処で昼食。
スーパーうに丼¥4100
サケ丼を頼みました。
ワサビを根昆布醤油で溶いてかけます。

再び出発。
「高い木が見当たらん、風なんだろうなぁ」
緩い下り坂をずーと漕がずに下りていきます。
ズ〜とズ〜と降りていくと集落が見えました。
その途中に東洋漁港がありました。
左折して写真の場所を探します。
チャリオを止めます。
穴の開いている岩がありました。
左に目を向けると岩もありました。
「かつてはこの道のそばに小屋がありました」とのこと。
今は波けしブロックが岩のそばにあります。
移動して波けしブロックの方に行きます。
昆布漁の船がたくさん並んでいます。
そのわきを通って波けしブロックの階段を上りました。
「わぁどうしようこれ」
その下はテトラポットに覆われています。
船が出ていった場所を探さなければいけないのですが、危険なのでまずカメラさんだけがいきます。
「ありました」
仕方なく正平さんもテトラポットを降ります。
岩場を抜けた先に写真と同じ光景が広がっていました。
わずかに昆布も打ち上げられています。
岩場に座って再びお手紙を読みます。

「いいね。何かちょっといい手紙です」
「冨雄さん、俺の住所も書いてくれたら毎年(昆布が)来るな」
「今日はこれで終わり」
立ち上がって画面から消えていきます。

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posted by 寒河江幹 at 09:29| Comment(0) | こころ旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする