寒河江幹です。
2018年秋の旅、782日目はいわき市の小名浜地区です。
正平さん階段を上ってきます。
「な〜んだ、ここにいたのか。探した探した、遅刻か?」
「おはようございます。いわき駅です。ここも何回も来た。あの下でお手紙読んで電車乗ったこともある」
ロータリーの花壇に座ってお手紙を読みます。
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【龍神様とへそ石】いわき市小名浜地区
私の心に残したい風景、それはいわき市永崎海岸の北の外れにある龍神様とへそ石の奇岩です。
2011年の大震災で大きな被害を受け、太平洋はぐるりと高いコンクリート壁に覆われ、故郷の景色が一変してしまいました。
それは、人命を守るため。
いつかは子供たちが植樹した木々が育ち新たな風景に生まれ変わる日が来ます。58歳の今、間に合えばいいですが・・・。
さて、龍神様とへそ石があるのはコンクリート壁の向こう側になってしまい、道路から直接見ることはできないのです。
チャリオ君から降りていただけますか? 階段があると思うのでぐるっと回り込めばとうちゃこです。
龍神様のお祀りしてあるところに、例のへそ石はコンクリートに固められ身動きできなくなっているそうです。
私が育ち盛りの昔、夏になると今は亡き祖父や、父に連れられ龍神様の下の磯に天草やなんこ(貝)を採りに出かけました。
そして、「そこにある石には触んなよ。」と磯に行くたび言われてきました。
何故? 理由を知ったのは最近で、へそ石が動くと良くないことが起きると言い伝えがあったそうなんです。だから10年ぶりくらいに帰ってきたへそ石は大事に固められ守られているのでしょうね。
「なんだへそって」
地図を広げます。「あれっ永崎という字みつけちゃった。灯台マークないなぁ」
JR常磐線で泉駅まで輪行。
泉駅前のロータリーでまず大きな地図を見て「永崎」を確認。
泉駅前を出発。
「あったかいですわ」
新しい住宅街を通ります。
「出た」
小名浜交差点で止まると小名浜セ級のコンビナートが左前方に見えます。
「ワォ、でかっ広い」
三車線三車線ある産業道路です。
右に小名浜港が見えます。
右に今度は太平洋セメントのコンビナート、前方には煙を上げている石油コンビナートが見えます。
Bカメがコンビナートを通り抜ける一行を前から映します。
「6年まえに走った同じコースです」(監督)
「それが、覚えてないの」
「景色変わっているかもしれませんね」
正平さんチャリオを止めました。
「ここに小名浜駅前跡ってある」
近づいて碑文を見ます。
「ああ軽便だ。塩とか鮮魚を運んでた軽便鉄道」
「便が軽いんですよ、本当に」
再び走りだすと記憶がよみがえってきました。
「覚えてる、あの辺で食ったな」
ステーキ屋さんです。
「前にはなかったよな」
「よし、牛すじカレーにしよう。やっぱ手ごねハンバーグ」
ソースをかけると勢いよくジューと音がします。
「こんな感じです」
昼食後、スタッフが店の外に出ると正平さんがいません。
港を探します。
「あそこに座っているのそう?」
遠くに黒い影が見えます。
近づくと
「いい天気やな、どうしましょ」
海を背景に胡坐で座っています。
立ち上がると車に乗って帰ろうとする地元の方に
「すみませんあの塔はただの展望台ですか?」
と訊きます。
「マリンタワーという展望台なんです」
ピンクで塗ってワニの絵が描かれている船がありました。
「この船おしゃれ」
その先に橋が架かっています。
「あの橋は何?血が騒ぎますね」
上り坂を走っています。
「灯台」を探します。
「龍神様」「永崎海岸」長い長い防潮堤が現れ海が見えなくなりました。
「ちょっと怪しいんで観てもいい?」
「今、入れないようになっています」
「これもいけない、何も見えへんや」
「お手紙にあった植樹松ってこれか」
「ここは空いていますね」
正平さん、チャリオを降りて海に向かおうとします。
道路の向こうから階段を上がってきた乙女二人。
「質問があるんだけど」
「龍神様とへそ石ってどれ?」
乙女二人に反応はありません。
「この辺の人じゃない?」
「どこから来たんですか?」(女性)
「月から」
しょうもないと思ったのでしょう早々に切り上げて海に向かいます。
海に出て辺りを見回しまず灯台を探しますが見当たりません。
「見えねーんだ。こんな壁つくったからこの〜」
再び走りだします。
空にはほうき雲。
「な〜んも見えん」
防潮堤が延々と続きます。
「どっから入ろうかな?アッ階段ある」
「絶対にこの階段です。これでなかったら謝って初めてとうちゃこできなかったことにします」
正平さん階段を上り眺めます。
振り向きました。
大きく両手で丸を描きます。
「ようこそ、龍神さんとへそ石へ」
小さな赤い鳥居、その下に石と石碑。
目ん玉みたいなへそ石です。
正平さん波打ち際近くまで行きます。
覗きこむと岩にぽっかり穴があります。
「それもひとつひとつのへそ石だと思うで」
へそ石に戻り撫でてあげます。
「お掃除しに来てんのかなぁ」
地べたに座って再びお手紙を読みます。
波の音、へそ石のアップ、「へーそー」
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