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2024年03月19日

火野正平とうちゃこ日記(615)2017年秋の旅 和歌山県 那智勝浦町 BS日本縦断こころ旅


那智勝浦町.jpg

寒河江幹です。

2017年秋の旅、674日目は那智勝浦町です。
「おはようございます。月、川、そこは海。天気暑い」
熊野川の河川敷堤防で、一見下着のラクダの股引かと思えるような黄色い上下を着て登場。

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【ぶつぶつ川】那智勝浦町

ぶつぶつ川は幼いころ、祖母がよく連れて行ってくれた思い出の場所です。
祖母は私が高校一年生の時に亡くなったのですが、結婚し、一児の母になってからこの川や祖母のことを思いだすことがとても多くなりました。
祖母はどんな人だったのだろう?
祖母なら何と言ってくれるだろう?
とよく思うのです。
落ち込んだりしているときは
「祖母が見守ってくれているから大丈夫!」
と自分に言い聞かせていろいろ奮闘する日々です。
今4歳の娘がもう少し大きくなったら一緒にぶつぶつ川に行って、大好きな祖母の話をたくさんしたいと思います。




読み終え地図を広げます。
「13mだそうです」
「下里を越えてちょっと行ったところです」
場所がわかったところでふと顔をあげると視線を感じたのでしょうか、遠くに正平さんを見つめる若い母親と男の子がいました。
「バイバ〜イ」
と手を振りますが
「お母ちゃんベッピンかどうか時間があるから見て来よう」
とその母子のところに行きます。
子供が固まっています。
「火野正平さんだよ」
「いくつ?」
「一歳半です」
「大きいね」
「良く言われます」
そのお母さんはベッピンさんでした。

JR紀勢線で太地(たいじ)駅まで輪行。
駅を降りると構内の壁が鯨の絵。
駅前には店もなく地図があるのみ。
出発するとまもなく海に出て前方には大きな鯨のオブジェ。
「鯨が空飛んでる」
Bカメがカーブを曲がる一行を映します。
地図上では海沿いをグル〜と回るコースをたどります。
「あれ?」
ちょっと止まります。
本物のヤギが鯨の絵を描いた看板をクンクンしています。
正平さんが柵を越えて手を出しヤギをなでていると、三匹も集まってきました。
「花草は与えないで」
急に鼻歌を歌い始めます。
「亀がいる」
奥の方に本当に大きな象カメがのっそりと歩いています。
「あんなにゆっくり歩いていれば長生きするよ」
ホテル近くの「しっぽ」というお食事処で昼食。
「俺、(鯨の)竜田揚げ」
「学校以来です」
懐かしそうにほおばると
「うん、こんな味やった」

今度は前方に捕鯨船が見えます。
「あ〜銛を打つところある」
第一京丸と書いてあります。
「キャッチボートというんだよな」
街路樹のパームツリーが南国の雰囲気を醸し出します。
「マイクの位置をずらさせてください」
と止まって海を見ると、熱帯魚が泳いでいるのが見えます。
狭い住宅地の中を走り小さい川を渡ると下里地区です。
まったく誰にも会わないまま海に出ると、そこに「ぶつぶつ川」と看板がありました。
とうちゃこ。
チャリオを置いてしばらく行くと
「これだ、そこからここまでだ」
13mのその川は、すぐ合流してしまっています。
「きれいな水やな、山から湧いて出てきてる」
湧いているところで水を飲んでみます。
その先の民家におじいさんが座っていました。
正平さんが声をかけるとクーラーボックスに「イサキ、メジナ」が入っています。
正平さんがこの川のことを質問すると、昔から野菜を洗ったり魚のうろこを取ったりして使っていたと説明してくれます。
さっそくおじいさん、川に入って石の上に座ってうろこをとるところを見せてくれました。
「昔は、ぶつぶつと言って川になったのは平成20年ごろかな。もっと深かったから泳げた」とのこと。
正平さん、うろこ取りしているおじいさんをバックに石の上に座ってお手紙を読みます。

「水きれいやし、涼しげやし、気持ちいい」
せせらぎの音が聞こえます。

むずむず脚症候群:「脚の中を市が這うような感覚がある」「足が火照る」それはレストレッグス症候群(むずむず脚症候群)と言われています。

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posted by 寒河江幹 at 06:25| Comment(0) | こころ旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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