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2024年08月06日

火野正平とうちゃこ日記(754)2018年秋の旅 北海道 特別版(1) BS日本縦断こころ旅


芦別.jpg

寒河江幹です。

正平さん厚岸望洋台から海を見ています。背中を向けています。振り返りました。
「おはよう。まぁーいいお天気です。今日北海道4日目で、まだ厚岸にいます」
「今日は気持ちいいからどこへ行こうかと思いましたが、北海道は昨日(未明)大きな地震がありまして、今全土で停電だそうです」
*この日の撮影は9月6日
「今日はお手紙を読むのをやめて後20数分俺の唄を聞いてください」というのは冗談で特別版をお送りします。

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2013年秋の旅 北海道 月曜版

【“男のなみだ”というたき(湯の花の滝)】
知床半島

しょうへいさんへ
ぼくの心のふうけいは、ほっかいどうにいったことでした。
そのとき、しれとこはんとうというところをふねから見ました。
そのとき、ひぐまのかぞくを見たり、オジロワシを見たりしました。
でもいつまでものこっている自分のふうけいは、男のなみだというたきです。
名前のとおり、小さなたきで、男らしいなみだみたいなたきです。
ぼくは、人前でうるさくなくのでいつか男のなみだみたいななみだをながしたいです。
そして、しずかな音で心がおちつきました。
7さい こうのおうみ




【大倉山展望台】札幌

1998年ごろ主人と札幌〜小樽の旅をしました。
大倉展望台のジャンプ台のリフトに乗ると後ろから「コワイ!こわい!」と声がします。
誰?と振り返ると主人が言っているのです。
「え〜?高所恐怖症だったの?」
結婚して20年以上たっていたのに知らなかった私。
いつもは威張っている主人の弱点を発見した思い出の場所です。




【浜益海岸の夕陽】石狩市

夫の故郷は浜益郡群別村です。今は石狩市浜益区になっています。
実家から歩いて2.3分がもう海。日本海なのです。
夕日が海に沈むと聞いて2歳の長男と手をつないで海を見に行きました。
夫がよく見てろ、太陽が海に沈む瞬間にジューと言うんだぞ、というのです。
そんなことあるわけないじゃん、と思いながら夕陽を親子で顔を赤く染めながら見ていました。
ずいぶん後になって、初めて訪れた夫の実家で緊張している私を気遣って云ってくれたのだと気づきました。




【釧路湿原展望台の風景】釧路

 当時私は釧路で仕事をしていて、短期出張してきていた夫と出会いました。1年余りの交際を経て結婚しました。私は地元にいながら行く機会がなかった釧路湿原展望台へ、交際中に夫が連れて行ってくれました。結婚後二人の子供に恵まれこの春、娘が独立し結婚27年目で夫婦二人だけの生活に戻りました。しかし2年前から離婚を考える関係になっていました。別居も考えましたが、夫がこれからの私たちの生活について心から考えてくれているのが伝わり、凍っていた私のこころが解け始めたのです。
 あの釧路湿原の深い広大な緑を肩を並べてずっと眺めていた瞬間を思い出すとき、私の中に夫への愛情が湧いてきます。




【旧頼城小学校】芦別(あしべつ)市

 現在闘病生活をしている83歳の父が60年まえの24歳の時に芦別市の施設部営繕課に勤務して初めて設計した頼城(らいじょう)小学校です。
それは江別でつくられているレンガを70万個も使い建てられました。
直線で100メートル以上もあるイギリス積みレンガ造りの校舎は今見ても素晴らしいものです。
ピーク時には2000人以上の児童がここで学んでおりました。しかし炭鉱の衰退とともにこの学校も平成14年に閉校となりました。
現在は通信制の星槎(せいさ)大学として今なお現役で使われております。




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posted by 寒河江幹 at 07:03| Comment(0) | こころ旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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